久々に講座やりました。横浜のダンディーとマダムたちに、葉っぱを触らせ、匂いをかがせましたよー
あいかわらすたくさん持ち込みすぎ。手前のはネコヤナギの花芽を集めて乾かしたもの。もふり箱と呼んでおります。コロナがなけれが手をつっこんでもらったのですが、今回は一人ずつ花芽や葉を渡して、感触や匂いをあじわってもらい、各自捨てるか持ち帰りにしました。私もマスクをして、手袋をして配ったのですが、暑いですね!今更ながら、スーパーなどで毎日手袋とマスクの人は苦労してらっしゃるんだなと実感しました。
最初に手触りなど楽しんでもらって、それから樹木の基本的な知識を説明しました。やっぱ教えるときは、最初にデザートがいいですね!つかみが良ければ独壇場?です。最初に面白そうと思ってもらえれば、かなり集中力が続きます。
昔は基礎的な知識から段階をおって、最後にお楽しみみたいにしていたんだけど、逆ですね。お祭り最初で、楽しんだ後に勉強した方がいいです。学校もそうすればいいのにと思うんですけど。がちがちに予定が決まってるから難しいんでしょうね。
今日登場したのはこれらの植物たちです。参加者さんのメモを写させていただきました。↓
手触りは
ふわふわは ネコヤナギ、ギンドロ、ビロードモウズイカ、ラムズイヤー(獣臭がしないか?と言われたが気のせい?)、キリのべたふわ、クズの若い葉
ザラザラは ムクノキ 昔のやすり
サラサラは トウネズミモチ(サトウキビの匂いともいわれる)
匂いは
クスノキの生の葉っぱと乾いた枝。すーっといい匂いがするのだが、乾くと無印良品の匂い。クサギはピーナツバターの匂い、ニオイヒバはパイナップルの匂い、カツラの落ち葉はみたらし団子、ヘクソカズラは大根おろし
というラインナップでお届けしました。
何と言っても一番手触りがいいのは、ラムズイヤーかネコヤナギですかね。これらをあえてムクの葉のざらざらを触ってから、ふわふわを触るとよりふわふわを楽しめるんですよー ムクノキ↓以前桜磨きでこのブログでも紹介した葉です。
ビロードモウズイカはふわふわに見えてそんなに手触り良くなくて、安いフリースといったところ。2年で枯れる草です。
毛があると虫にとっては食べにくいので、虫に食べられないためと、葉裏の毛は蒸散を抑えるためもあるようです。
関東では雑草のように繁茂しているクサギ。葉のにおいはピーナツバターと言われていますが、感想はさまざまな葉です。今回はソラマメと言われ、確かに入っていました!ほかブルーチーズ、ビタミン剤など言われたことがあります。葉は天ぷらで食べられます。
ニオイヒバもパイナップルと言われていますが、子どもに嗅がせたときに「リゾートホテルの匂いがする」と言われました。泊ったことあるんかい?
ヘクソカズラも嗅いでもらいました。大根おろしの匂いだよと言うと嗅いでもらえます。「臭いよ」と言うと誰も嗅いでくれません。
冷蔵庫で何日かたった大根おろしかもしれませんが・・・
長年ヘクソはくさいくさいしかなかったのですが、ある参加者が「大根おろし」といってくれたおかげで、「私も嗅がせて!」「私も!」と取り合いになったのです。本当に言い方ひとつでこんなにも変わるんですよね。何度も言ってますが「大根おろし」と言ってくれた人にノーベル平和賞をあげたいです。
2時間マスクでしゃべるのは結構苦しいものですね。講座の題名が「木を観る木を知る木で笑う」の3回講座なんで、笑いもとんなきゃいけないし。今日は頑張りました。笑ってもらえて本当にうれしいです。あと2回がんばりたいです。中止になりませんように。