この前、👇の「都市の樹木」を書いた岩崎さんたちとリモート飲みしたのですが、
2012年発行の図鑑ですが、岩崎氏が書いたこの図鑑、エロいんですよね。サンシュユの赤い実を「初恋の人の小指のような透光性があり、思わず口に入る」なんて、書く?普通。
最初のルーペの使い方も猫にやらせてるし、APGⅢの分類は使わない!ってこだわってるし、図鑑にしてはかなりキテますんで、良かったら買ってみてください。岩崎氏は私の「樹の手帳」を「ビニ本」と呼ぶ、ぶれないお人です。(ビニ本てもう使わないですよね?)
とまあ、その「都市の樹木」にヤマボウシの葉脈の付け根にある茶色い毛があることから、「山の法師わき毛濃い」で覚えろ的なことが書いてあり、今日は「わき毛」に注目することにしました。
👆はハナミズキですが、
ヤマボウシと葉も似てますが、
わき毛はありません。
ヤマボウシはこんな花です。
葉裏をよーく見ると
これが葉脈のわき毛です!茶色い毛でしょう。
ヤマボウシの木によって、このわき毛が薄い木もいて、観察会で困ることがあります。このわき毛がなんの役割をするか、私は知りません。知っている方がいたら、教えて下さい。
👇は初恋の人の小指のサンシュユの実ですが、
サンシュユの葉裏はかなりわき毛が濃いです。
こんなですもん。実とわき毛を是非観察してください。
あと、アキニレという木があるのですが
こんな平行四辺形みたいな葉っぱ。
一見わき毛がなさそうですが、よく見ると
白いわき毛があります。
秋に花が咲くので、アキニレと言うのですが、いまだに花が撮れません。気が付くと実なんですよね。
ウリハダカエデも葉脈にややわき毛っぽいのがありますが、写真がないです。
ウリハダカエデにそっくりな木にホソエカエデと言う木があり
わき毛じゃなくて、水かきみたいな膜がついています。ふしぎで面白いですよね。みんさんも葉脈のわき毛情報ありましたら(なんだそれ?)、どんどん教えて下さい。