街の木コレクション

樹木医が街で出会った木を紹介。木で遊び食べ楽しむブログ

ご臨終木の10年

2009年に完璧に枯れているケヤキを発見し、その後まったく切られないので「ご臨終木ごりんじゅうぼく」と名付けた。

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2009年

この時点で、枯れてから結構立っていたのかもしれない。

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2009年後ろのケヤキも注目しておいて

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2013年9月

それから4年、枯れていると認識されず。

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2016年5月

7年たっても、根元のアスファルトが変えられても、認識されず。すっかり後ろのケヤキは大きくなり。

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2020年3月

この前久しぶりに通りがかったら、無くなっていた。

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たぶんこれだ。台風か大雨でさすがに倒れたのだろうか?それとも枯れていることに10年以上して気が付いたのか?

たぶん、想像だけど、倒れてはじめて「え?木なんてあったの?」と驚いたことだろう。それぐらい「木」って、一般の人の関心はないんだよねー。無理もないんだけど。

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切り株がないから、根元から倒れたんだろうなー伐根したとは思えない。

2009年から10年たってようやくドラマが終わりました。ありがとうご臨終木。