昨日は横浜朝日カルチャーの講師。
参加者はさすがに少なく5人でした。「5人もいた」と言うべきか?
今日から3回基礎講座なんですけど、プチ体験的なものを入れてまして。
現場の写真をまったく撮ってなかったので、今回はアオダモ蛍光ペンのやり方について細かい紹介をしようかと思います。
①アオダモの木の簡単な紹介とデモンストレーション(水槽の水に枝を入れて樹液が出るところを見せる。会場は薄暗くすることが重要。UVライトを当てないとまったく見えないことを確認。紙に枝で字を書いてみせる。だいたい自分の名前を書いてよろしくお願いしまーす。ってやります。韓国ではハングル書きました。沖縄ではサーターアンダギーって書いて長いって言われました。)
本当は葉つきが、枝だとわかってもらいやすいので、葉っぱつきが理想。
②材料を配る。(子どもの場合は事前に配っておくと遊んじゃうので、材料は直前に)
③まず水を入れたカップに、UVライトをあててから、枝を入れ、樹液がでるか確認する。
④紙に枝で書いてみる。
⑤樹液が出なくなったら、枝を切ってくれと私に言う。
⑥UVライトはくれぐれも人や目に当てないように注意する。
です。だいたい子どもの場合、「もっと濃い青い水を作るんだ」とか、「すっごい太い枝が欲しい」とか、「この水を持って帰りたい」と言われます。想定して応援しましょう。
太い枝は切るのが大変なので、樹皮を削ってあげると樹液が良く出ます。
お持ち帰りは、本当はペットボトルに入れてあげたかったですが、なくてビニール袋に入れたことも・・・無事持ち帰ったのだろうか?
幼児は、UVライトに魅了されて、ライトに夢中になってしまいます。それに青い樹液のどこが不思議なのかわかんないみたい。5歳ぐらいからなら楽しめるかも。
大人はそんなに発展はなく、あっさり終わります。
材料
ざっと材料はこんな感じ。
あ、剪定ばさみとアオダモの枝が入ってないや。
①ペンになる枝
アオダモはこんな葉で白い花が咲きます。
最近は新築住宅の庭木で人気です。👆これは福島のカフェです。意外と植えられています。
ペンはアオダモやトチノキが使えます。新しいほど樹液の出が良いです。アオダモなら1mぐらいの枝で、10人以上は十分あります。大人向けなら一人10cmもあれば十分です。子どもはいろんな太さで書きたがるので、太さもいろいろ揃えとくとより楽しいことが起こります。
私はアオダモの枝は冷蔵庫の野菜室に袋に密閉して入れてます。できるだけ枝は長くキープしておきたいので、枝の長さは冷蔵庫の幅です。冷凍庫でも保存できますが、2日前ぐらいから溶かしてもどしとかないとなので不安なんですよね。
3か月ぐらいは野菜室で大丈夫。乾いてくると樹液の出が悪くなってきます。細い枝から出なくなってくるので、細い枝から使ってます。使う前の日は枝を湿らせておきます。
採りたてがやっぱりドーンと樹液が出て、歓声があがるので、もらう場所も3か所ぐらいあります。
種をまいて、育てているのですが、枝を切るまでまだまだです。👇
前、夏にトチノキでやったのですが、一か月前から主催者が枝を小さく切って、袋にいれて常温保存していました。
当日はかびていて、青い樹液が出ませんでした(別の青いのが出てました)。結局採りなおしになりました。直前に切ってもらうがのが良いです。あと、太い枝は切りにくいので、剪定ばさみで切れる太さが良いですねー
②カップ
水を入れるコップは最初は学校のシャーレを使わせてもらっていましたが、
エモさをもっと出したかったので、
かといってガラスは割れてしまうので、
アマゾンにはこんなのも👇
使い捨てのカップはいろいろあるけれど、やはり青い蛍光をきれいに見るためには柄などなく、透明のカップがいいです。
あと、小さい子は水をこぼしがちで、低いカップがよりいいんですよね。
なので、左のカップが良いです。
ただこのカップ、あんまり売ってないんですよ。見つけたら買うようにしています。
あとプッチンプリンの容器もよいです。プッチンしないで食べたものをお願いします。
③紙
紙もいろいろ試したんです。最初は黒い紙に書いていたんですが、普通のコピー用紙がいいことがわかりました。ただ、コピー用紙には蛍光剤が入っていることがあって、紙自体が光って枝で書いた部分が全然見えないんです。再生紙は蛍光剤が入っていることが多く、学校でよく再生紙を使っているので、学校はあてにせず、自分で準備した方がよいです。
左の紙は蛍光剤が入っているので、見えにくいでしょう?右の紙が映りが良いです。
100均で買える安い紙がよかったりします。イオンのコピー用紙500枚も良かったです。とにかく紙が青っぽいの(左写真)はダメで、右の黄色っぽいほうが良いです。
子どもは紙をびしょびしょにしがちなので、半分に切ってます。A4をA5に。
④UVライト
UVライトは100均のものを使ってますが、👇みたいなの
でも電池がすぐに切れたり、買ったばかりなのに光が弱いのとかあるんで、たくさん用意しときます。電池はボタン電池3個なのですが、電池だけ買う方が割高なのが悩みです。あと、小学生は枝で書かずにペンで書き始めるので、人数が多くて目が届かない場合は蛍光ペンの芯を抜いておきます。とりあえずペンで書いても怒ることはあんまりせず、「今日は枝で書いてねー」とお願いするレベルです。違いも見たいですよね。
デモンストレーション用は👇
コンパクトで光も強くて良いです。電池は充電できるのを使うと途中で切れる心配がなく安心。
ペンもライトもどちらとも、スイッチがわからない人が多いので、最初に教えてあげてください。
ネイルやレジンをかためる用のライトでも試してみましたが、ちょっと弱いですかね。
でも写真はきれいに映るような感じします。
⑤ハサミ
ハサミは これですよね👇太い枝も切れます。
100均でも売っていて、細い枝なら切れます。👇左の2本。
剪定ばさみは子どもには基本使わせてないです。大人にやってもらうようにしています。
大人で約70人の講座をやったことがあって、グループごとに剪定ばさみを渡したことはあります。
⑥その他
UVライトは目に悪いので、絵でわかるように何カ所かおいておきます。
「塗った色はどれくらいもつの?」とよく聞かれます。
2021年今日みたら、こんな感じです。途中で塗ったか?少し薄いかもしれないけど、5年目で、まだ光ってますね。
「何で光るの?」という疑問が一番ありますが、はっきりわかってないみたいなんですよねー子どもたちには誰か調べてーとお願いしています。
最近は書いてもらったものを張り出すのですが、ライトを当てないと何やってるのかさっぱりわかんないシュールな展示会。
ライトを当ててみんなが書いたのを見るのが面白いんですよねー