街の木コレクション

樹木医が街で出会った木を紹介。木で遊び食べ楽しむブログ

港の見える丘公園で匂いと手触り

昨日は港の見える丘公園で朝日カルチャーの講座でした。

ほとんどみなさん、この公園には来た事あるようでしたが、まさかこんなに嗅いだり触ったりさせられると思っていなかったでしょう。ふふふ

 

まずは、香りの庭で(香りの庭というので、匂い嗅いでいいんですよね?)

花の匂いを嗅ぎました。

いきなり訂正です!

私👆ショウガと紹介してしまったのですが、食べるショウガの花はもっと地味で、これは総称でジンジャー(ジンジャーリリー)、あるいはハナシュクシャと言うようです。

 

バラの香りはというと、秋のバラはそんなに盛んに咲いている感じではなく、なかなか新しいバラが少なく、嗅げる位置も限られていて、良い匂いなんだけど、思ったほど違いがわからなかったですねー もちっとフルーティーなのが咲いてくれていたら良かったのですが・・・

 

フェイジョアの実が落ちていたので、実の匂いも嗅ぎました。さわやかな香りです。

女性は花と言うより実で盛りあがるような気もしました。

 

タイサンボクの品種「リトルジェム」の花も上のほうで咲いていて、残念ながら「ママレモン」の匂いかどうかは確認できませんでした。葉の手触りは確認しました。裏は毛があり、表がつるつるです。

ニッケイもありました。シナモンの香りです。

 

ここのキンカンは観賞用で食べてはいけません。花が良い香りなんですよねー

 

モッコクの実もたくさん落ちていて、中の種を見せたら赤くて喜んでいたような・・・

やっぱり実が好きだと思う。

 

手触りは

なんだかわかんないイネ科の園芸品種。「穂は新しいのより開ききったのがふわふわ。」「野良猫感あり。」いただきました。

 

メラレウカ(コバノブラシノキ属)の仲間のふわふわにはまる人も

 

ふわふわの手触りと言ったら、ラムズイヤーは、「どこで売ってますか?」「ずっと触ってられる」とダントツ人気。

あんまり触りすぎたら、弱るからほどほどに・・・

 

マテバシイ(どんぐり界の芋)

 

スダジイ(どんぐりカバーが鬼太郎のカツラ)

2つのどんぐりはあくが少なく、炒って食べるとおいしいです。

 

プラタナスの葉っぱは少し酸味があって、あと柄にキャップ

実はこんなで

ほぐすとこんな感じになります。現地で拾ったのはほぼ種が外れて、モヒカンみたいになってました)

 

フランス山のカラスザンショウの周りにあった

 

子どものカラスザンショウの冬芽が笑ってました。

 

葉の香りはつよくてすべて持って行ってしまいました。このあとユーカリの葉を拾ったのですが、サンショウ臭が邪魔してました。

サンショウの仲間は最後にすべきです。ちなみにサンショウバラはまったく匂いませんでしたねー

 

終わってから公園そばでオムライスを食べました。

エディブルフラワー乗ってます。マメ科の花でしたが、味はなかったです。

 

横浜の朝日カルチャーではいつも枝持って行って、室内で木を覚えてもらう講座をやっていますが、枝だけじゃ覚えるのも難しいだろーと思ってたんですよね。今回初野外でしたが、いかがでしたでしょうか?

外でおっきい樹木を見て、触って嗅いで、友達にならないと、なかなか覚えられません。たぶん来年は春から座学です。それまで自主練しておいてください。笑