子どもと手軽にあそべる遊びをってことで、ご紹介。
これはクスノキ。今は落葉シーズンです。新しい葉を出し、古い葉を落とします。
クスノキは落ち葉も、枝も乾いてもすーっといい匂いがします。(樟脳の原料)
関東以西の公園にもよく植えられているので、落ち葉や落枝は拾いやすいと思います。
公園は生きてる植物を採ったらNGだけど、葉や枝を拾うのは大丈夫なところが多いです。
きれいそうな枝を拾って、ぽきっと折ってかぐといい匂いがするのがクスノキです。学生さんが「無印良品の匂いがする!」って言ってました。
用意するのはペットボトル(香りがついていない水のペットボトルがよいが、なければよくあらう。ぺこぺこしやすいのがよい。)
キリ(キャップに穴をあける。炭酸のふたはかたい)
拾ってきたクスノキの小枝と葉っぱ(小枝はだいたい黒っぽい)
キリでキャップに1か所穴をあけます。
はじめ何か所か開けていたけど、分散してしまい、勢いがなくなります。
穴は1つがベストです。炭酸のキャップは硬いので、気をつけて開けてください。水のペットボトルは簡単にあきます。
枝をぽきぽき細かく折って、葉もちぎります。
ペットボトルに葉と枝を入れます。
このぐらいで結構においます。
キャップをしめて、ペットボトルをぺこぺこすると穴からクスノキの香が勢いよく出てきます。
鼻に近づけると鼻の穴にダイレクトにクスノキのすーすーが入り、強制的にかがされている感じになります。眠い時とか花粉症のときは良いです。
*写真のペットボトルにはニオイヒバが入ってます。ニオイヒバはパイナップルの匂いと言われています。ある小学生は「リゾートホテルの匂い」と言ってました。
遠ざけると、爽やかな風のように嗅げます。まるで無印に買い物に行ったみたい。
普通は新鮮な枝葉がよく匂うのですが、クスノキの場合は生の葉を入れると匂いが変わるんですよね。リンゴみたいな匂いになってしまう。
乾いてしまっても、逆に匂いが良くなるものもあります。
コブシの枝です。(花もいい香りですが、花じゃないです。ちなみに花びらは輪ゴム臭)
モクレン科には枝葉に匂いがあるものがありますが、この前コブシの枯れ枝を折っていたらいい匂いがするので、驚いたのです。生の枝は匂いません。
ユーカリなんかもいいです。生だと強烈に匂いますが、乾くとやさしい感じになります。
このペットボトルを「嗅いでみな」と娘に渡したら、べこべこ!っとペットボトルをつぶされてしまいました。
やさしくぺこぺこして、くんくんしてくださいね。