街の木コレクション

樹木医が街で出会った木を紹介。木で遊び食べ楽しむブログ

カリンジャム

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今日は久々の休み。まどろみの中、どすん!どすんどすん!

カリンが落ちる音で目覚める。

雨上がり、庭中が良い匂いだ。

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毎年うちのカリンは「もういいよ」というぐらい実がなる。今年はいつもより少し小さいけど、めちゃめちゃたくさん実がついていて、下にいると落ちて来そうで危険だ。

カリンがあるおうちはどこもそうだと思うけど、実を持て余してしまう。ハチミツ漬けや焼酎に漬けてもそんなに使わない。でもジャムならまあまあ使うのでお勧め。といっても1個から4個ぐらいになるだけなんだけどね。

 

今日はカリンで目覚めたのでカリンジャムを作ることにした。

 

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べたべた蜜が出ているようなカリンを庭から拾ってきて

 

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熱湯にぼーんと入れてゆでる。

沸騰したら火を消して20分ぐらいフタして放置しておくと、柔らかくなり切りやすい。

熱いので、さめてから切って下さい。

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ピーラーで皮もむきます

 

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種と種の周りのしろいとこをとります。虫食いや変色したところも除去します。

 

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ここは、硬くてざりざりするんです。入っていても特に問題は無いんですけど、カリンは大量にあるので、贅沢につかっちゃう。

 

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適当に小さく切って、重さをはかります。

カリンの40%の重さの砂糖を計り、

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圧力鍋にカリンと砂糖を入れ、少し放置。

 

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せっかちな私はあまり間を置かず火をつけます。

カリンジャムは圧力鍋でないとおいしくできません。普通の鍋はおすすめしません。

 

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水を入れていないので、最初は弱火で。今日はだいたい15分ぐらいで、中火にして、3分ぐらい加圧しました。

 

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ふたを開けたら、いまいちだったので、混ぜてふたをして、再加圧1分ぐらいして、放置。

 

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結構あかくなりました。でもなんかいつもと違うな。

もう少しどろっとしてくるのになんでだろう?

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食べてみたら、うんうまい。甘ずっぱいウメナシリンゴ味!ってあれ?後味に渋さがある。ええーちょっと残念。

 

今年の実が少し渋いのか、もしかしたらいつも12月や1月に作るので、熟れてないのか?

 

そうよね。ゆでてる時からちょっとかたいなーと思ったんです。

調べてみたら10月に作った年もあって、うまくできてたんですよ。

今年の異常気象が味にでているのだろうか?

そうだ渋抜きをしてみよう。12月にまた作ろうと思いました。