今日は施設向けオーダーメイドのリモート自然体験。
はぐはぐキッズこども園東上野の園児たちとリモートでマツボックリの生け花とムクロジの石鹸遊びをやりました。
先生たちから「樹木医ってどんな仕事をしているのか教えてほしい」という要望で、
うーん小さい子になんて説明すればいいんだろう?難しいなー
とりあえずどっちの木が元気でしょうクイズをして、
木を元気にする仕事だよってことで。
(どっちが元気か?ビミョーなのも、みんな正解したんだよ!)
写真を見せながら「穴をあけてる植木屋さんは看護師さんだよ」と説明しました。
樹木医は何のおいしゃさん?というクイズでみんな木のおいしゃさん!で正解だったんだけど、中に「マツボックリのおいしゃさん」という答えが聞こえて、かわいくて癒されました。
子どもたちが拾ってきた葉っぱや花びらをマツボックリにさして、とってもカラフルなマツボックリができました。みんなのマツボックリを生で見せてもらいたかったなー
良い作品が沢山ありました。
水につけとくとしばらくは葉っぱは生き生きしています。しおれてきたら抜いて、マツボックリを乾かすとまた開きます。閉じるのは1時間だけど、開くのは2日ぐらいはかかります。
「なぜマツボックリはぬれたら閉じるんですか?」と質問がありました。
いい質問だなー
マツボックリの中に飛ぶ種がいっぱいあって、乾いて天気の良い日に開いて種を遠くに飛ばすのです。マツの木は光が大好きで、光がないと生きていけないから、木の下に種が落ちたらこまります。雨の日は閉じて種が飛ばないようにしています。だからぬれると閉じます。「まだ飛んじゃダメよ!」って閉じる親心ですかねー
でも、落ちてるマツボックリはもう種がないのに、濡れたら閉じて、乾いたら開きます。なんでなんだろう?それはナゾです。
先生が「質問ある人!」と言うとハイ!ハイ!ハイ!と手が沢山上がる
「マツボックリは何ですか?」
「樹はなんで甘い汁を出すんですか?」(たぶんカブトムシの)
「木にも花が咲くのは何でですか?」
「やわらかい葉とかたい葉があるのはなぜですか?」
質問がとまりません。
そしてどれも難問だらけ。みんなすごいよ。質問だけで〇あげます。
質問できなかった子にはメールで答えますので、後で送ってくださいね。
そしてみんな大好きムクロジのあわあわ遊び
ペットボトルでシェイクし始めたら、もう止まらない。
みんな良く泡立ててました。お風呂で使うって子もいました。
残念なお知らせは、匂いがあまり良くないってことです。
私も頭を洗ってみましたが、娘に頭を嗅いでもらったら匂いは残らなかったです。
↓参照
ムクロジの実は昔の石鹸で、今はソープナッツと売られてて、「頭洗ってます」「洗濯に使ってます」って人を知ってます。今の洗剤の半分ぐらいは落ちるようでやさしい石鹸です。昔の人が洗濯していたところに植えられた木で、お寺や川のそばに今もよく見かけます。
泡立つ植物は他にもあるんですが、ムクロジはすぐによく泡立つのでいいですねー
もし、保育園等の施設でのリモート自然体験に興味ありましたら、下記👇へ連絡してみてください。よろしくお願いしまーす。
四季冒険部事務局
メールアドレス:shiki-bu@iko-yo.net