昨日は千葉の君津で、山本紀久先生の講座。バイオネスト作りを行いました。
バイオネストのレクチャー
剪定枝や落ち葉をお金をかけて捨てると膨大になってしまうので、その場にかわゆくおいて、オブジェ的なものにしたり、目立たせなくてもよいもの。
落ち葉が腐って土も良くなるし、カブトムシも来るし、燃やさないので温暖化防止にもなるし、作業も楽にするという山本先生考案のバイオネスト。公園でも個人亭でもできるらしい。
2つのグループに分かれて、どっちがいいのを作るのか競争になりました。
これは昔作られたバードネスト。古くなっても古さがないのがいい所です。
でも、どっから手をつけていいのやらですよね。
まず位置決めが重要らしく。立ち木を杭代わりに生かしたり、もともと枝などがたまっている場所にしてもオッケー。とにかく手間をかけない。
どうしてもというときは枝を杭にして打ち込む。
👆こんな感じで木を杭代わりにする。
斜面では半円形につくり、重要なのは水平に作ること。
位置を決めたら、太めの木を葉と根元が交互になるようにおいていきます。
ガンガン切って、そのまま置いていきます。短くしたり、枝を切ったりしません。置いてから、飛び出たやつを切るだけです。
次に細い枝をさすように入れていきます。この時、同じ方向へさすとかっこよくなるそうです。穴が開いている所、低い所にさします。
半円形に作るときに重要なのはエッジで、端っこが尻切れトンボ👆にならないように、ちゃんと地面につけます。
小枝を差し込んで、飛び出たものは切って整えます。
残したい樹種、珍しい樹種は残します。あと、低木はいい感じに残し、先端を切ります。枝別れするように。
腐った切り株はオブジェとしてあえて残します。キノコもはえるし。森を楽しむための場所だから、そういう管理にするのだと。
枝も中途半端なようだけど、日当たりが良くなったので、これから伸びていくための剪定だそうです。普通の樹形を整える剪定とは違うのだそうです。
👆は山本先生が切ってたんですが、その後だれかが「これ中途半端だから、切っちゃっていい?」と言われてました。普通植木屋的には切るのですが、あえて残すのでした。おもしろいなー
道から見て、枝が×に重なってるのは抜いて、バランスをみていきます。
間引きした場所とやってない場所が違いすぎないように、
いきなり暗闇みたいにならないように。
奥に見える森も木を間引いて自然なグラデーションも作ります。
👆結構うっそうとした斜面のグループA。ぎっしり生えている木々を間引いて、
作業1時間で、かなり明るくなってきました。
👆グループB こちらもかなり密な暗い森だったのが、
さわやかな風が通り抜ける森になりました。
2時間ぐらいで、いったい何個バイオネストを作ったんでしょう?全部で5~6個作ってましたね。途中の休憩でお互い見合って、自分たちのがやっぱりいいとか・・・楽しそうでした。
参加者は植木屋さんが多かったからなー
仕事が早すぎて、日当払うレベルだったかも。ありがとうございました。
平な場所で小さいのを作りたいというリクエストがあり
まずバイオネストの中心を決めます。中心だけ決めて、太い枝を円形に置いていきます。中心に枝をさします。このとききれいな円にしないとダメ。
そして、細い枝は決して短く切らず、そのまま置いていきます。置いて飛び出たら切る感じ。同じ方向にどんどんさしていきます。
YJM作成 小ネスト👆
平らなところでこれを作るとき重要なのは、周りの掃除だそうで、
草を刈ったり、落ち葉を掃いて巣の中に入れます。
そうすることでバイオネストをオブジェとして際立たせます。
この平らなバイオネストも、ちょー早くできちゃって、30分ぐらいですかね?協力するとこんなにすぐにできちゃうんですね。みなさんさすがです。この中に出た剪定枝や落ち葉を入れていきます。
*作った時のタイムラプスは、私のインスタとツイッターとFBで見られます。
今回はプロが多かったけど、子どもでも誰でもできる作業なので、みんなと協力して
会社とか、学校とか、保全緑地とかいろんな場所で出現させたいですねー
屋上緑化でもやってるらしいですよ。
是非シェアしていただけたらと思います。