昨日は、日本樹木医会会員向けの講座(説明会)の司会をやりました。
やっぱ、オンラインの司会は、対面とはまったく違って、神経をすごく使います。タイムキーパーと接続の心配と、チャットで「この人誰?」とか、進行を考えながら3種類ぐらいやんなきゃなんですよね。講師のほうがずっと楽だわ。
でも、昨日の病害虫の報告はすごく内容が濃くて、面白かったんです。
●高知 カシナガの日本海型はずーっといて、ウバメガシの細いのも入るとか。サクラも入っているらしい。太平洋型も入ってきたけど西へ移動しているとか。
ウバメガシの備長炭。カシナガの穴が開いちゃうから商品価値が下がる。穴が開いた方がよく燃えるとかないんですかね?
●高知 ヒサカキなどの斑点がつく、サカキブチヒメヨコバイの話2019年に新種登録されたらしい。
(サカキのこれ、どっちなんだろう?)
見栄えが悪いと駆除される虫が多いのよねー枯らすわけでもないし、毒でもない。見栄えで商品価値が下がる価値観、なんとかなんないのかな?
●淡路 マイマイガは枝まで食べちゃって食いがあらくて大変で2013年大量発生したけど、その後ない。(個人的にはマイマイガは顔は好きだけど、手触りは良くない)
●淡路 キアシドクガも毎年大発生しているけど、枯れるミズキはない。大発生以外は害虫ではない。害虫の線引きが微妙。
●淡路 オビカレハはベルベットの手触り、モンクロシャチホコはコーデュロイの手触り、モンクロはサクラの香もする。あと毒のあるイモムシも怒ってなければこのへん触れるみたいな話も良かった(このあたり、岩崎氏の安定のいい意味の変態ぶりにシンパシーを感じます。)
●東京 ヤブランをびりびりに食べ散らかされているのはサビヒョウタンゾウムシ(これ、こいつかーと思いました)
うちのヤブランはそんなにひどく食われてないけど、どうなんだろう?
●東京 最近ハナモモとか葉が白くなっているのは、ウメシロヒメヨコバイ(仮称なので新しいのかも)。口が黒い(見たい!)。川沿いのハナモモにどんどんうつっている。(これもこいつだったんだー)
👆これはズミだけど、こういうのよ。
抜け殻しかないや。黒い口がみたい!
●東京 チャトゲコナジラミはチャとつくが、モクレン科につく。コブシやカラタネオガタマにひどく出た。
●ごま色斑点病は、なかなか大変。
●ヤナギルリハムシは石鹸水に落として駆除してる。
●富山 モクゲンジとエンジュの街路樹で、モクゲンジだけにツヤハダゴマダラカミキリの被害。
もー
クビアカツヤカミキリとか、ツヤハダゴマダラカミキリとか、もう一個あったような?名前嚙みそうなのオンパレードですよ。
後半ちょっとメモはないんですが、
質疑では
登録農薬以外は使っちゃだめなんで、「手でとーる」ならいいのでは?という結論かな。
もっといっぱい質問ありましたが、今思い出せるのはこんなもんです。
高知の方が、何かがアンパンマンのカビルンルン?に似てるって言ってたのを聞き逃したのが悔しいです。
参加者のアンケートが好評なら続くと思われます。zoomを生かして情報交換はいいと思うんですよねー 参加していただいた方は、ありがとうございました。