昨日 樹木生態研究会主催、岩崎先生のオンラインの「嫌いな虫との付き合い方」面白かったです。
私もzoomのホスト歴が短くて、司会と一緒にやるのはやや大変でしたが、とりあえず問題なく開催できました。みなさんはどうだったのでしょうか?
岩崎先生の話は大勢に聞いてほしい内容でしたねー参加費無料にはできないけんど。。。
私も「不快害虫」とか、「景観を損ねる」って殺される虫たちが不憫で、でもそう思ううのは少数派なんですよね。
ガの仲間でもかぶれるのはほんのわずか、芋虫はかぶれない。毛虫のなかの数種類がかぶれるだけ。しかも長い毛は大丈夫って。。触る前提の話はためになりました。考えてみると害のない芋虫毛虫がほとんどなのに、人間はビビりすぎですよね。ほんのちょっとの種類がわかるとまったく怖くないという、簡単な話なのに。教育が重要ですねー(これは樹木医の仕事だと先生は言います)
「樹を枯らさない。毒はない。なんで殺す必要があるの?生態系では大事な生き物」
岩崎先生の気持ちいいほどの虫目線、地球目線は、すかっとします。
そうやって言い切ってくれる人ってなかなかいないんですよね。
もちろん虫を不快に思う人もいていいんだけど、まず知ることで、不安は減ると思うんですよね。というか私は虫が嫌いな人は才能がある(虫の)と思っていて、嫌いな人ほど虫のことを知ると、はまってくれると信じています。
「イラガの仲間も電気が走るような痛みだけで、何分かは痛いけどたいしたことない」
すごい同意!でもそれをまわりに言うと「岩谷さんだけだよ」と言われるんだよねー
👆もかわいいでしょ?岩崎先生の写真ほどではないです。岩崎先生の写真は超絶きれい。虫の愛が感じられました。
チャドクガも、話を聞いてから自分の写真を見直すと、なんかかわいく見えてきた。
ぜんぶの毛が毒と言うわけでなく、背中んとこ?毒の粉を出す場所があるんですねー
私も気を付けるのはほぼチャドクガ、ツバキ類しか食べないからツバキがあるところ。それだけ注意するだけで、ほぼいいと思うんですよね。
チャドクガも山では大発生はしないらしく、植栽の問題と先生は言ってました。チャドクガに寄生する虫も、食べる鳥もちゃんといますから。
ツバキ類ばっかり植えてたらそりゃきますよね。しかも刈り込んで樹勢弱ってたら。
先生曰く ハチは「攻撃力がある」と言われるけど、ハチからの攻撃はなく、正しくは「反撃力」。
働く雌のハチたちが人間を好んで攻撃するわけない。ハチはそんなに暇じゃない。巣が大きいものほど巣を壊される危険があると、反撃力が大きいとのことです。
竹筒に巣をつくるハチがいるじゃないですかー
そのハチは反撃性さえない。
そうなんだーハチいいなーと思いました。
そしてオスは産卵管が無いので、さす針がないので刺さない。
クマバチは雄の飛び方が特有なので目立つけど、刺せないのでご安心ください。
私は講座の前に岩崎先生にアブに糸付けて遊んでた話をしたんです。そしたら
「アブはこっちから攻撃をする場合、100%反撃しないから噛まれない」
「アブはこっちのすきをみて噛むけど、攻撃されると反撃できない」(アブは針はないから刺さない)
と、言われ確かにアブに糸付けて、痛い目にあったことはないです。しかも旦那はその糸をオデコにつけて遊んでいた。アホっぽくて楽しいんだと。
旦那曰く「おでこアブは3匹まで。10匹は楽しくない」らしい。
親戚の子にオデコアブを教えたら、やってくれた写真👆
「あはは、あはは」と、アホっぽくなります。
「アブは100%反撃できない」それを知ったら、悪いことをしてしまった。。。と、かわいそうになってしまいました。これからは子供に「遊んだらすぐに逃がそう」と教えようと思いました。
知ることって大事ですねー
岩崎先生ありがとうございました!フィールドで観察会とかやりたいですー遠いけど
講座で紹介しきれなかった岩崎先生のブログ ぜひ見てください👇