昨日は横浜で朝日カルチャー。散歩で見かける樹木の見分け方の講座をやりました。
5回講座の4回目です。👇を教科書にしてます。
横浜のマダムとダンディーたちは、ヒノキとサワラは意外と見分けることができましたが、ムクノキとケヤキ、コナラ、クヌギが難しいと言われました
ケヤキの鋸歯(ギザギザ)はペリカンの喉だと教えているのを過去の講座でも覚えている人がいて、「私わかる!」とうれしそう。まあ、実際のペリカンの喉と比べると似てないかもですが、イラストのイメージのペリカンってことで。
1年前ぐらいにもやっていたんですよね。👇なつかしい。
ケヤキもムクノキもざらざらの葉ですが、ギザギザを比べると、割と個性が見えてきます。
「ムクノキとケヤキがようやくわかりました。」という感想をいただき、うれしい。みなさん、育ってます!1年前より私も教え方が進歩したかな?
クヌギとクリが似てると思って
👆はクヌギなんですけど、ギザギザの先に緑がありません。鯛焼きだと、しっぽまであんこが入ってないやつです。
こちらはクリで、鯛焼きのしっぽまであんこが入ってるタイプ。
「鋸歯が緑の樹種って多いの?珍しいの?」という質問があり、なかなかのナイスな質問。あんこ(みどり)が先まで入ってるタイプは少ないような気がしますが、これは調べがいがある質問です。レッツ観察です。
意外とクリとクヌギの違いは分かってもらえたようですが、コナラとの違いが難しいと・・・うーむ。
右からコナラ、クヌギ(若木)、クリで、サイズ的に違うというのもありますが、結構コナラも大きいこともありますし、クヌギも小さいことがあります。
コナラのギザギザが、
波のようにも見えたのですが、たぶんそうでもないコナラもありそうです。
あと、「コナラの葉脈の毛って?」と聞かれたので、顕微鏡モードで見せました。葉裏です!思った以上に毛深い葉でした。
先日、ウィローオークを見に行き、
こんな葉だけど、ブナ科です。
葉裏には毛がありました。
ウィローオークのどんぐり、見たいです。
来月はこの講座の5回目。最終講座です。講義もしますが、押し葉をラミネートしてクリアファイルなど作ろうと思っているので、もし自分で入れたい葉や花びらなどあれば、押し葉にして持ってきてください。生だとカビてしまいます。私も押し葉をたくさん持っていくので、何も持ってこなくてもとりあえず作ることはできます。