街の木コレクション

樹木医が街で出会った木を紹介。木で遊び食べ楽しむブログ

遅い子萌え、カヤ2年目

昨年カヤが種から芽生えて、そのゆっくりさに「過保護に育てよう」と思ったのですが、2年目動きが見られました。

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2020年8月に成長はいったん止まっていましたが、

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2021年2月 先端に少し丸い芽ができて、

 

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2021年4月19日ふくらんできました。

 

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2021年4月28日先端が伸びてきました。

 

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2021年5月1日 先端が少し開きました。

 

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5月4日 少し開き

 

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5月5日

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5月6日

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5月7日

ふいーようやく開いた。

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まだこんなサイズです。左に種が転がってます。ようやく樹高4.8cm。

葉の展開が遅くて、かわいすぎて、今年も過保護に育てようと思っております。

 

 過去のカヤのブログ👇

namife.hatenablog.com

 

 

namife.hatenablog.com

 

キンカンのオランジェ最高

前に作ったキンカンの甘露煮で、やろうやろうと思っていたのを今日ついに!

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甘露煮は水気をきって、つまようじにさして、冷凍しておきます。

 

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業務用のチョコを買ってきたので、ラップを敷いた容器に割り入れて、200Wで様子見ながらとろかす。

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解けたら、凍った甘露煮にチョコをつける。

 

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なんかかわいいので、半分つけてみた。

 

 

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いっぱい刺していきます。

 

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食べてみたら、これやばいっすよ。うますぎるっすよ。

チョコがきて、オレンジ風味の皮がきて、最後キンカンのぐじゅがすべてを融和させる。これうますぎるでしょう。オレンジピールのチョコがけにはない「ぐじゅ」がたまんない。

 

ちなみに生のキンカンも凍らせてチョコをつけてみたが、チョコがつかない!

でも味は、なかなか良い。甘露煮より酸味があって悪くない。

やっぱキンカンはもっとおしゃれな名前にすべきだよ。

 

ラップでチョコを溶かすと、固まってからぱらぱら取れるので、バナナにかけたりして食べられます。チョコのこびりつきはなかなか取れないので、ラップを使えばいいのかと最近気が付きました。

タラヨウとセンダンの芽生え

最初何が芽生えたかわかんなかったんですよね。たぶんタラヨウを蒔いた後に出ないからとエビヅルを追い蒔きして、出てきたと思ったら常緑だったので、これはタラヨウの木だとわかったのは2年後ぐらいです。

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たぶん2017年か2018年にタラヨウを使って小学校などで遊んでいるので、いくつかまいていると思います。

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かなり適当にまいたので、覚えてないんですよね。👆タラヨウの実って柿みたい。

 

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2019年3月15日芽生え

 

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2019年4月5日本葉が出てきました。

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2019年5月5日 なぜか横からまいた覚えもないのにセンダンが生えてきました。

 

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2019年5月28日 タラヨウがまったく変わらないのに、センダンは成長が早いです。

 

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2019年7月 センダンずるいです。

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2019年10月 センダンはまだ大きくなろうとしています。

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2020年3月14日センダンが芽吹き始めました。

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2020年3月24日たった10日でこれです。センダンはみるみる葉を伸ばしていく一方、タラヨウは細々。タラヨウは2つにまびきました。

 

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2020年5月外へ出すと、さらにセンダンが大きくなりそうなので、センダンを切ったのですが、

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2020年7月 センダンはまた出てきます。右👆

 

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2020年10月 センダンに覆われています。

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2021年1月 センダンは落葉していて、初めてタラヨウぽい葉になっていることに気が付く。

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2021年2月3日

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そして2021年5月4日 大人のタラヨウの葉になってきました。2年すぎてようやくです。となりのセンダンに日陰にされていたからか?それともそもそも遅いのか?

たまたま遅い子と早い子が同じ鉢に芽生えてしまいました。

もうちょっとしたら分けて育てようと思います。

ちなみにタラヨウは、葉っぱに字が書けるやつです。子どもと一緒に遊ぼうと育ててますが、葉が使えるのはいつの日か。。。

 

namife.hatenablog.com

 

ナスタチウムクリチー生ハムサンド

昨日は樹木生態研究会の樹木の学校でクビアカツヤカミキリの対策にについて勉強会を開催した。オンラインでの司会をやりましたが、講師より大変よ。

生放送みたいなもんだから、時間をみながらって、いつもの司会より気を使う。講師の宗實先生は、内容も具体的ですごいし、時間ぴったりにやってもらえて、本当に助かった。最後、みんなにミュート外してもらって拍手をしてもらえばよかった!あっさり終わってしまって、本当に申し訳ない。

 次のオンライン講座でこの反省は生かすことにします。

宗實先生のブログです👇

mune-eco.net

 

次回は現地です。少人数で行います👇

www.jyumokuseitai.org

 

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ナスタチウムの葉はサンドイッチも良いと聞き、クロワッサンに挟んでみた。

クリームチーズと生ハムも

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断面。 

娘の感想は「はっぱ」

そんだけ?と思ってよく聞くと「グリーンリーフサラダみたいな感じの葉っぱだね」とのこと。

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サラダもやってみたけど、ナスタチウムがわき役になってしまう。

ソバの方がうまかった。

 

 

小さい子のツボにはまる

学校の授業などで、どうしても誤解されたままになってしまうことがある。先生が感想などを送ってくれるのだが、「うわー違うよー」と間違って伝わってしまい、かといって先生に言っても訂正する時間など無く。その時にしっかり伝わるように私が完結させるしかないのだ。そこで、間違いやすい事や大事なことを最後にクイズで出して、その場で確認することを最近はやっている。

 

植物園で4歳児と遊んでもらって、クイズを例のごとく1問だけやった。

 

今思うと、4歳ってまだ字が読めないのに文字で出しちゃってわからなかったよね。と反省。せめて2択にすべきだった。ムクジロウとムクロジぐらいにしればよかった。

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私は、こんなアホな問題👆を1週間ぐらい考えていて。

ムクロジとクロモジを間違える人は多いのだけど、子どもだったらクロモジって答えた子に説明しないといけないし、余計混乱させてしまう。小さい子はなおのこと絶対間違えない問題にするべきと、左を採用したのだが

 

「今日遊んだのはなに?」とやってみたら「むくろじーじ」と言われて、「おしい!ほぼ正解と言ってもいい!」と言ってしまったが、どうなんだろう?

「正解は③のムクロジでしたー」と終わるつもりだったのに

 

子どもたちは「もっかーい。もっかーい」

 

ええ?もう答えわかってるじゃん!答えわかってるクイズの何が面白いわけ?

 

と、動揺しつつ

またやった。

「答えは③ムクロジ。みんな大正解!」と言ったら大喜び。

「もっかーい。もっかーい」

 

ああ、4歳ぐらいはこうだったよなと子育てを思いだした。小さい子が気に入ったらエンドレスに繰り返すあれだ。

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何度ももう一回と言われるので「子どもか!」と思ったが、「子どもだよねー」と、おかしくなってしまった。

ムクロジ洗濯~匂いかぎまくり~アキニレ接着剤#赤塚植物園

5月に赤塚植物園で開催される予定だったイベントが中止となり、

かわりに動画撮影となった。4歳児2人が遊んでくれます。

ムクロジで洗濯遊びをやったんですが、外でやると動きが違いますな。ロケットのように飛んでいきます。ペットボトルで泡立てながら広場を走り回り、かわいすぎるでしょう。

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ちなみにムクロジは都昆布とか、よっちゃんイカの匂い。

思いのほかムクロジが受けちゃって、なかなか次に移動してくれなかったんだけど、

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バナナの匂いがする花をみつけてみなーと言ったら、来てくれました。

カラタネオガタマが花盛りです。👆

(後日若い人に嗅がせてみたら、「ミックスジュース」と言われ、そうだ!バナナとモモが混ざってると思いました。)

 

 

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そのあとクスノキの葉を嗅がせたら、「においしない!」と言われてしまいました。

でも大人たちは「ほんとだ。無印だ」と言ってもらえました。落ちた枝を折ると無印ぽいです。

 ペットボトルで👇のもやりました。

namife.hatenablog.com

 

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次はピーナツバターのクサギクサギと言いましたが、たぶんボタンクサギです。

 ビタミン剤、ブルーチーズという人もいます。

 

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グレープフルーツの匂いのカヤの葉

 

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ゴマセンベイのゴマギ

これはちょっと触っただけで、指がゴマセンベイです。

 

 すっかり匂いを嗅ぐことがブームになり、なんでもかんでもクンクン。

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今度は手触りーとシロダモ新葉を触らせましたが、手触りはそっちのけで、匂いをかいでいました。ふむふも4歳児はこうなんだな。1つに絞るべきだな。

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でも、シロダモの葉裏が白いことになぜか受けてました。ここで受けるんだ。

 

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春に花が咲いていたロウバイの葉っぱがざらざらと言っても、これも嗅いでました。

 

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もどってから、アキニレの樹皮でパズルをして、

 

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アキニレの小枝を木槌で叩いで、ねばねばを出してみました。アキニレの樹皮は昔接着剤代わりだったようで。。。植木屋さんはこの木の剪定をするとハサミがダメになっちゃいます。

4歳児は木槌で叩きたくてしょうがなくて、指をたたきそうでしたが、すごく熱意を感じました。これはなんか工夫してやらせたいです。

👇は前にアキニレの樹皮をとって、水に濡らした(右)もの

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叩いてねばねばした樹皮をぬって、

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木のスライスをはったりできますが、ここまでできませんでした。

まあ、接着剤というほどくっつかないんですよね。取ろうと思えばとれちゃいます。

 

そして、結局またムクロジで手を洗ったりして、ムクロジ様様で終わったわけです。

やはり室内と外ではまったく違う流れになります。外が断然材料が多くて、子どもにはパラダイスですが、「それとっちゃだめー」という大人の都合があると難しいですよね。私としていろんな材料があって、好きにできるといいなーとは思いますが。。。

ムクロジで汚れを落とそうとしていたことはすっかり忘れて、泥水作りになっても良いと思います。

最後にクイズをしたのですが、これもちょー面白かったので、詳しくまた後日。

葉っぱ蒸しパン

 以前ニッケイの葉に載せたまんじゅうを載せましたが、👇

namife.hatenablog.com

 

今日は、他の葉っぱではどうなのか?ニッケイの乾燥した葉でもできるのか?

を探求したいと思います。

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他の葉と言ってもラインナップは乏しく、サルトリイバラとリョウブ。あとニッケイの乾燥葉です。

 

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たぶんあんまり葉の匂いはしないとみて、味をいろいろ混ぜようという作戦。

生地は 小麦粉100g、ベーキングパウダー小さじ1,卵1、牛乳50cc、砂糖20gです。(甘さひかえめです)

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なんだかひどい様相ですが、食べられれば良いのです。

 

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ふくらむとうまそう。15分ぐらい蒸しました。

 

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サルトリイバラといえば餅を包むのが主流ですが・・・

蒸しパンもいけました。葉が大きかったので、大きいのも作ってみました。

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乾燥ニッケイ。いい香り!

娘が「シナモンの匂いがするーでも、食べたらしないー」と言っていました。

乾燥してもシナモンの葉っぱは使えますな。

 

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リョウブもサルトリイバラも特に蒸しパンを邪魔せず、おいしく食べられます。

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蒸しパンからの葉離れも良いです。

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サルトリイバラなんてするんととれちゃいます。

 

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乾燥ニッケイが一番くっつきます。

 

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味はプレーンとチョコバナナとドライフルーツ甘栗、3種でしたが、チョコバナナがダントツでうまかったです。

 

これは小さい子でも簡単にできそうだし、葉っぱ蒸しパンはよさそう。これだと、コナラなど大きな葉でなくてもできそうです。

ナスタチウムそば

ナスタチウムの葉っぱをかじると、カイワレ大根?からい大根?

クレソンと仲間みたい。

味わっていると思い出したのが信州で食べたからーい大根で食べたお蕎麦。

ネットでみてみたら、そば作っている人がいる!これ、絶対そばじゃね?

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花も同じ味がするってテレビで言ってたけど、

葉っぱよりは辛くない。

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花のこの毛羽立ちはなんだろう?

 

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というわけで、そばをゆでてみました。そして葉と花をつんで、洗ってのせただけ

 

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葉っぱはもっとたくさん入れたくなるぐらい、辛味大根ぽくて、うまいです。

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花は辛味が少なくて、ものたりない。

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いい感じの辛味で、ソバはおススメです。冷やしてどうぞ。